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劇的ビフォーアフター 末次芽衣

劇的ビフォーアフター

『自画像』 油彩 900×1600mm

『自撮り1』 写真

『自撮り2』 写真

『自撮り3』 写真

『車を買うということ』 油彩 1620×1303mm

『超充偽画』 油彩 727×606mm

『一人暮らしの友人の家』 油彩 910×727mm

末次芽衣

1~5作品目までがコロナ自粛期間に制作した作品、6~7作品目がコロナ自粛前の作品である。私の場合、コロナの影響で色調やテーマに変化が現れたことが明快だった。

『自画像』と『自撮りシリーズ』について
 コロナ期間の私は、メイクをすることもなく、顔のムダ毛も剃らずに堕落した生活を続けていた。次第にストレスでニキビが増えたが、そんな自分もちゃんと認めたいと思い、スマホのカメラを自分に向けて撮った。そこに映った自分は、ニキビやムダ毛のある私ではなく、滑らかで色白の肌に補正された美しい自分だった。特に美顔モードに設定したわけでもなく、勝手にカメラが私の顔を補正した。カメラは、ありのままの私を映してはくれなかった。
 コロナ自粛期間中、とある美大の新入生が、行きたかった大学に受かったものの、理想のキャンパスライフとはかけ離れ、一人部屋に籠り、ろくに使い方もわからないパソコンのソフトで誰にも相談できずウェブ上で出される課題を淡々とこなす日々を綴ったツイートを目にした。このツイートに共感や同情をする人も多くいたが、大学に行きたくてもお金が無くて行けない人もいるからあなたは贅沢な方だとか、大学生なんだからパソコンソフトぐらい使いこなせというような批判的なリプライも多かった。このツイート騒動を見ていると、辛くても我慢することを美化するような日本の雰囲気が、私の情けない顔を強制的に綺麗にするスマホのカメラと重なるような所があるように感じた。
 『自画像』は、スマホのカメラに映った自分を描き留めた。『自撮りシリーズ』は、カメラに顔補正をかけられないよう自撮りを試みた。

『車を買うという事』
コロナ自粛期間中、車が故障した。新車に買い替えることになった。父も母も仕事が減っていたけど、新車に買い替えるお金が私の家にはあった。別に悪いことでは無い。けれど、コロナの影響で金銭的に大学を中退する学生が多くいるというニュースを見るたびに、うしろめたい気持ちになった。

『超充偽画』
 自分は多くの人に支えられて、幸せなんだと思い込もうとしていた。

『一人暮らしの友人の家』
 ディズニーに行ったり、旅行に行ったりするのは楽しい。でも、人の家で特に会話もせずダラダラ過ごすことはもっと価値があるように感じる時がある。

作品投稿インスタグラム
http://Instagram.com/suetsugusuetsugu