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劇的ビフォーアフター 国府田玲奈
劇的ビフォーアフター
国府田玲奈
1•2作品目はコロナ自粛前に、3〜6作品目はコロナ自粛期間中に描いた作品である。私はコロナに関係なく、ちょくちょく画風がガラリと変わるため絵自体には影響は出ていないと思う。だが、大きさはかなり変化があったと思う。制作場所がアトリエから実家になったこともあるだろう。夏季休暇中、将来について考えた。すると不安から筆が進まなくなった。現実逃避で始めたオンラインゲームに思いのほかハマり、ゲーム依存症になってしまった。知らない人と限られたメッセージでのやりとり、その場だけの関係ではあるが、協力してクリアした達成感や誰かの役に立てたのだということが心地良かった。友達がいないわけでは無い。友達への時間やお金の配慮のためこうしている。また、今まで友達と当たり前の様に会って話したり、遊んだりしていたがそれが出来なくなってしまったからこそハマってしまったのでは…と考える。
『墓』について
美術系の仕事に就くならば覚悟を決めねばと思い、再度絵を描くには楽しむ心を殺すしかなかった。そこで自分の墓を描いた。
『サボテン』について
テレビの横にあったサボテン。長い間視界に入る物を描いてみた。パステルのさらさらした描き心地に心躍らせた。ティッシュで落としたり、また描き足したり、指で馴染ませたり、練りゴムで細部を描いたり…。